レア・アースは希土類とも呼ばれ、スカンジウム、イットリウムと、ランタンからルテチウムまでの17元素の総称です。
昔、キドカラーというカラーテレビがありましたが、その「キド」は希土類の「希土」からネーミングされたそうです。
スーパーなどでお肉の赤色を鮮やかに見せるために、三波長ランプ(今では普通になりましたが)が使われ始めましたが、その中にも希土類の粉が蛍光体として使われています。
ハイブリッドカーにもたくさん使われています。心臓部であるモーターはネオジムと鉄からできた磁石が使われています。希土類を使うと磁力の強い小さな磁石を作ることができるため、モーターも小さくすることができます。ワイパーやパワーウインドウなどにも希土類磁石が使われるようになりました。エネルギー源である電池には希土類とニッケルからできた電極が使われた二次電池が使われています。自動車を動かすと排気ガスがでます。その排気ガスの有害成分を分解するのにも希土類を用いた触媒が使われています。
その他、家電製品やカメラ、携帯電話など、身近なところで希土類は使われています。
希土類はほんのわずか添加するだけで、材料の特性を変えることができたりする、正に先端材料の栄養剤のようなものです。
自動車、家電製品、携帯電話、パソコン、カメラなど、私たちの周辺のいたるところでレア・アースは利用されており、今や最先端の製品にはレア・アースはなくてはならないものになっています。
最先端技術を支えるためには、材料の組成が重要であり、複数の元素を適切な比率で配合しなければならないものが多く、スペックも厳しく、それに伴い、分析技術も日々進歩しています。
特に、レア・アースは化学的性質が良く似ているため、分析は非常に難しいです。
たとえば、ICP分析の場合、遷移金属より、スペクトルが複雑で、最適な測定波長を選ぶ際に、コンピュータ任せではなく、長年の経験が必要となります。
蛍光X線分析の場合においても、遷移金属なら、K線を測定波長に選びますが、より複雑なL線での分析になります。
そのように、長年、難しいレア・アースの分析に取り組んできたおかげで、レア・アースだけでなく、溶解が困難な金属やセラミックスなどの分析も得意としております。
美交化学ではこのようなレア・アースの分析において、業界トップクラスの実力と自負しております。